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天空の城、太陽の門。玉城城跡(玉城グスク)
南城市には琉球の創世神・アマミキヨに由来する聖地が点在します。これら聖地を神さま気分で探訪するシリーズ「カミから目線」。たくさんの絶景をお届けしますね。
第1回目は「玉城城跡(玉城グスク)」です。
仰ぎ見る天空に、ぽっかり空いている穴。これが「玉城城跡」の城門。
少しガタゴトですが駐車スペースもばっちり有ります。少し登ると木組みの階段が。これが頂上まで伸びています。
10年程前までは、こんな立派な階段はなく、その横にある石段をロープ伝いで登っていました。
ひたすら登っていよいよ頂上。これが郭外から見る城門です。実はこの城門部分、自然の岩をくりぬいて出来ているようです。
そして振返ると・・・
この絶景。琉球ゴルフ倶楽部の芝生と、太平洋のコントラストが、目の疲れを一掃します。
視線の先に浮かんでいる島が久高島です。アマミキヨは異界よりこの島に降臨したとされています。
城門を入るといくつかの拝所が点在しています。ひとつひとつ「お邪魔します」という気持ちで手を合わせましょう。
別の方角にはウミンチュの島・奥武島が展望できます。ちょうどこの時間は島の上空から太陽が海を照らして、神秘的でした。
郭内からの門。夏至の日の出にはこの門から・・・
写真のようにまっすぐに朝日が城内を照らします。
=玉城城跡の目線=
この玉城グスクは、琉球国王が聖地を巡礼した「東御廻り(アガリウマーイ)」の最後の拝所です。巡礼を終えた国王は、城門からの眺めを見て何を思ったでしょうか。心を新たに、国づくりに励もうと考えたに違いありません。
また、夏至の日に、城門から差し込む光は、あたかも母親の胎内から生まれでる瞬間をも想起させます。本当に「原点回帰」にぴったりの場所。心機一転や心をリフレッシュしたいときは、玉城城跡を訪れてみてはいかがでしょうか。
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