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■尚巴志(しょうはし)とは・・・
琉球が中山、南山、北山に分かれていた戦乱の世。三山を統一し、乱世に終止符を打った英雄は、ここ南城市の佐敷から生まれました。その名は尚巴志。首里城を王城と定め、東アジア全域と海外貿易を行い、王朝栄華の礎を作った人物です。
2017年3月には初めてテレビドラマ化され、好評を博しました。
■市民からも親しまれる尚巴志
尚巴志ハーフマラソン
県内外から多くのランナーが集うハーフマラソン大会。王が見たであろう風光明媚な絶景を駆け抜けるコースが人気。
尚巴志語り部
市内の女性たちが尚巴志の物語を紡ぎ、朗読劇などで尚巴志の誇りを語り継いでいます。
■尚巴志ゆかりの地
南城市の佐敷で生まれ育った尚巴志。南城市ではゆかりの地がいまも大切に守られています。彼の足跡をたどり、土地の空気を感じながら、ドラマの臨場感をより楽しみましょう。
国指定史跡 島添大里城跡
主に14世紀中頃から15世紀初頭に最盛期を迎えたグスクで、島添大里按司の居城でした。チチンガー、正殿跡、ミーグスク、ギリムイグスクが見どころです。ドラマでは汪応祖や屋富祖大親の居城となっています。 詳細 >>
国指定史跡 佐敷城跡
主に14世紀中頃から15世紀前半に最盛期を迎えたグスクで、佐敷上グスクと呼ばれ、苗代大親や尚巴志の居城であったとされています。他のグスクに見られない独特な構造で、石垣ではなく土より成るグスクです。 詳細 >>
美里殿遺跡
尚巴志の母方の祖父、美里之子の住居跡と云われています。入口にある美里井は祝女(ノロ)たちの禊(みそぎ)の場であったとされ、佐敷上グスクの最盛期には城内に取り込まれていたと考えられています。
苗代殿遺跡
尚巴志の父である苗代大親の屋敷跡やつきしろの岩などがあります。佐敷上グスクができる以前に苗代大親が拠点とした場所とされています。ドラマでは場天祝女が祈っているシーン等に登場します。
場天御嶽
尚巴志の父方の祖父である佐銘川大主(さめかわうふすー)を祀った拝所です。以前は別の場所にありましたが、台風による地滑りで消失してしまったため現在の場所に設けられました。一帯はイビの森と呼ばれ多くの拝所が密集しています。 詳細 >>
アマチジョウガマ
尚巴志が幼少期にいた場所とされ、犬の乳を飲み、鳥の羽に温められて生きていたという伝説があります。壕内は立入禁止となっていますので注意しましょう。
■ドラマロケ地
ドラマでは南城市内の景勝地がロケ地として使われています。風光明媚な南城市が楽しめます。
国指定史跡 糸数城跡
主として13世紀から14世紀に糸数按司の居城であったグスクです。見どころは城壁美で、ドラマでは島添大里や北山との合戦シーン等に登場します。 詳細 >>
名水百選 垣花樋川
垣花集落の東に位置し、石畳を下ると左手に地元住民から和名ガーと呼ばれる垣花樋川(かきのはなひーじゃー)があります。夏になると水遊びをする親子連れで賑わいます。ドラマではこどもや女性たちがのどかに過ごす様子が描かれています。 詳細 >>
垣花の棚田風景
垣花樋川から海岸にかけて、かつて稲作やタイモの栽培を行っていた棚田の地形が見られます。現在も垣花樋川からの水が流れ込み、クレソンなどの栽培が行われています。ドラマでは稲作など農作業の様子が描かれています。
■合わせて確認したい史跡
ドラマとは直接関係ありませんが、訪れることで当時の人々の精神文化に触れることができるかもしれません。
国指定史跡 玉城城跡
今回のドラマや尚巴志とは直接関係ありませんが、琉球開闢七御嶽に数えられ、東御廻りの1つとして現在も参拝者が絶えません。琉球石灰岩をくり抜いた城門が特徴的です。 詳細 >>
国指定史跡 知念城跡
今回のドラマとは直接関係ありませんが、琉球開闢神話に登場し、『おもろそうし』にも謡われている古いグスクです。城郭は二重構造になっています。近くにウファカルと呼ばれる稲作発祥の場所や知念大川などがあります。 詳細 >>
世界遺産 斎場御嶽(せーふぁうたき)
今回のドラマとは直接関係ありませんが、2000年に世界遺産として登録された琉球開闢七御嶽に数えられる御嶽です。琉球王国において最も重要とされた霊場で聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀礼「お新下り(おあらおり)」などの国家祭祀が行われました。 詳細 >>
尚巴志の活躍っぷりをこちらでもご確認ください♪ ⇒ 「尚巴志活用マスタープラン」ブログ
協力:琉球放送株式会社(画像提供)