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![おうちで楽しむ南城時間](/datas/images/2023/03/19/3bc5f489644789f1c7429ab27ca857fe6b1f9a23.jpg)
南城の日常の暮らしを感じる色とデザイン
実芭蕉(バナナ)、ゆうな(オオハマボウ)、モーウィなど、南国ならではの果物や沖縄野菜に加え、猫や鳥、魚など、暮らしの中で身近に感じる動植物を描いた手拭いたち。赤や青、黄色や緑などの色鮮やかな発色からは、沖縄の太陽の強い光によって鮮やかさを増した、沖縄の風景を思い起こさせてくれます。
使うだけで、心が弾むような手拭いをデザインしているのは、沖縄県南城市佐敷で、手捺染の工房「Doucatty(ドゥカティ)」。「ドゥカティ」とは、沖縄のことばで「気ままに」を意味しています。
工房前のお庭では、月桃や実芭蕉の葉が気持ちよく風になびいています。
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こちらが南城市佐敷出身の琴子さん、そして京都出身の幸浩さん。2015年に、南城市に工房を構えてから、日々の暮らしを大切に営みながら、スタッフの方々と一緒に制作活動に勤しんでいます。
風が通り抜ける気持ちのよい工房内では、幸浩さんが描いた沖縄のモチーフがひとつひとつ型枠に収められていて、その絵柄を真っ白な布にひとつひとつ型染めしていく様子は、まるで命が吹き込まれていくような雰囲気さえ感じます。
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「(未芭蕉や月桃など)昔は当たり前にある景色だったけれど、改めて見ると、やっぱりいいなって。猫と一緒に散歩したり、草花を愛でたり。近にある場天御嶽も、ものすごく落ち着いていて良いところ。日常の些細な事だけれど、暮らしの中の小さな感動とか喜びが創作意欲につながる」と琴子さん。
「布に絵柄を重ねた時に生まれる表情がまた面白いんですよ。柔らかくて風になびくし、光を通したりする…そんな布の特徴があるから、仕上がってみるとまた違って見えるんですよね」と幸浩さん。
最近では手ぬぐいだけでなく、大きな布に一つ一つ大胆に手染めしてデザインする布シリーズや、洋服なども積極的に制作しています。
キッチン周りの水拭き用や、食器用ふきん、ランチマットなど、日々の暮らしの中で活用の幅も広い手拭い。鮮やかな色合いは、食欲や美味しさも増してくれそうです。大きめの布はインテリアのアクセントに。あっという間に、部屋が明るい雰囲気に。南城市の色や自然を感じさせてくれるアイテムを、日常使いで楽しんでみませんか?
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