特集
南城市観光ガイド・アマミキヨ浪漫の会

アマミキヨ浪漫の会とは

南城市ガイド・アマミキヨ浪漫の会は平成24年に創設され、ガイド養成講座を受講したのち筆記と面接の卒業試験に合格した市民らで構成されています。

会の名称となっている「アマミキヨ」とは、琉球の創世神話に出てくる神様の名前で、東の海のかなたにある理想郷ニライカナイから海を渡ってやってきたといわれます。

南城市内には、このアマミキヨ神が造ったとされる7御嶽のうち4つが集中し、その1つの斎場御嶽(せーふぁ・うたき)は世界遺産に登録されています。また、約5キロ沖には五穀発祥の地とされる久高島があるほか、アマミキヨ神が本島に上陸の一歩をしるしたといわれるヤハラヅカサ、しばらく体を休めたという浜川御嶽など、創世神話に彩られた史跡が数多くあります。

会員は、観光客のみなさんにこうした歴史や文化、自然などをお伝えし、「南城市にきてよかった」と思われるガイドをするため、おもてなしの心を第一に活動しています。

ガイドの活動内容

斎場御嶽で案内した子供たち

琉球の国造り神話に彩られた南城市には、多くの史跡が散在しています。その中でも最も有名なのが、アマミキヨが造った7御嶽の1つで、世界遺産に登録されている斎場御嶽です。御嶽内の案内や清掃、管理を行っています。

斎場御嶽では子供たちを案内し、郷土の歴史、文化を伝える仕事にも取り組んでいます♪

夏至の日の玉城グスクの白門には昇る朝日が外側から差し込む

琉球国王らが創世神ゆかりの地を巡った行幸にちなんで拝所を巡礼することを東御廻り(あがりうまーい)といいますが、首里城から玉城グスクまでの14か所の拝所をご希望に応じて案内します。

東御廻りの聖地となっている受水走水では、近くのご神田に今も稲が植えられています。また玉城グスク跡の城門には昔と変わることなく夏至の太陽が差し込み、荘厳な雰囲気が漂います♪

垣花樋川では枯れることのない清水が湧き続けている

琉球王朝ができる15世紀以前に築かれた知念城跡や糸数城跡、島尻大里城跡などのグスク跡や垣花樋川、仲村渠樋川、竹細工の里として知られる小谷地区などの名所旧跡もご要望次第で案内します。

垣花樋川は日本の名水百選に選ばれた清らかな水で、地元の垣花地区ではいまでも飲用に使い、下流の田ではクレソン栽培が盛んです♪

  • 久高島の御殿庭に子供たちを案内
  • 糸数城址は高さ6メートルまで琉球石灰岩を積み上げ、遠く首里まで見渡せる
  • 南城市親慶原地区のウフガー(大川)には絶滅危惧種のシマチスジノリが残る

その他史跡

その他の史跡として、5つの「南城しままーい」特選コースを用意しています。東御廻り(あがりまーい)と城跡コースは、お客様の車にガイドが乗ってご案内しますが、それ以外は徒歩です。お車のないお客様はレンタカーかタクシー利用になります。

ヤハラヅカサ

(1)東御廻り(あがりうまーい)コース  4時間

琉球を統一した尚巴志(しょうはし)にゆかりのある馬天御嶽から佐敷上グスク、知念城跡、稲作発祥伝説の残る受水走水、アマミキヨ神が上陸したというヤハラヅカサなどを経て玉城グスクに至ります。

糸数グスク

(2)城跡コース  3時間

市内は琉球王国統一前の群雄割拠時代に築かれた国指定史跡が多く、知念グスク、玉城グスク、糸数グスク、島添大里グスク、佐敷上グスクの5か所を回ります。

奥武観音堂

(3)奥武島コース  2時間

遭難した中国人乗組員を救助したお礼に贈られた黄金の観音像ゆかりの奥武観音堂を出発、御嶽を回りながら海沿いの道を歩き、竜宮神に参拝。新鮮魚介を販売している「いまいゆ市場」もご案内します。

百十踏揚の墓

(4)富里コース  2時間

尚泰久王の王女・百十踏揚(ももとふみあがり)の墓に詣でた後、正泉井、富里の石畳道を通り、尚泰久王や尚布里の墓を回って番所公園まで、第一尚氏ゆかりの地を巡ります。

垣花樋川

(5)樋川(ヒージャー)コース  2時間

琉球石灰岩の大地に降った雨が地中から流れ出すのが樋川。国指定文化財の仲村渠(なかんだかり)樋川をスタートし、クレソン畑を抜けて環境庁の名水百選に選ばれた垣花樋川でひと休み。カービラ(石畳坂)を登って垣花集落に入り、垣花城跡に向かいます。

お問合せ

〒901-1511  南城市知念字久手堅270-1 斎場御嶽・緑の館内
電話・ファクス : 098-949-1899

※ ガイドのお申込み、問い合わせは、午前9時から午後5時までにお電話かファックスでお願いします。

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