琉球王国最高の聖地、南城市。
琉球発祥の神話とともに数多くの聖地が点在する南城市。
今回は、思わず誰かにシェアしたくなるような自然豊かで歴史が息づく美しい聖地をご紹介いたします。
沖縄県南城市
秘宝の聖地探訪
琉球王国最高の聖地、南城市。
琉球発祥の地、南城市
那覇市から車で約30〜40分の場所に位置する沖縄県南城市は、琉球発祥の神話とともに聖地が数多く点在しています。琉球王国時代から信仰の中心地として崇められてきた世界遺産「斎場御嶽」や、「神の島」として知られる久高島など、琉球文化の深い歴史と自然の美しさを感じることができます。今回は、そんな南城市の聖地巡りをご紹介いたします。
沖縄のルーツを知る
沖縄(琉球)の開闢神話には諸説ありますが、最も有名な伝説は、アマミキヨという神がニライカナイ(神の世界)から降り立ち国づくりを始めたというものです。アマミキヨは島々をつくり、一組の男女を住まわせ、二人の間からは三男二女が生まれました。
その舞台とされているのが
沖縄県南部に位置する
久高島
アマミキヨは七御嶽(うたき)を作ったとされています。御嶽とは、神が訪れる場所、あるいは先祖神を祀る場所です。島の中央の西側には、その一つであるフボー御嶽があり、久高島第一の聖域といわれています。
今回は久高島や
琉球開闢神話につながる
名所をご紹介させていただきます。
いざ、歴史探求の旅へ。
安座真港からフェリーで約25分。島の全長は約8km。レンタサイクルを利用すれば、2時間ほどで一周できる。七穀の種が入った黄金の壷が流れ着いたと語り継がれるイシキ浜や、アマミキヨが降り立ったとされるカベール岬など、今でも島全体が聖地として崇められている。
アクセス
久高島
〒901-1511 沖縄県南城市知念久高
安座真港より高速船で約15分 / フェリーで約25分
Nバス 最寄りのバス停
安座真港(バス停より歩いてすぐ)
[路線] A・B路線(平日・土日祝日)
琉球王国の創世神「アマミキヨ」が創ったとされる琉球王国最高の聖地、斎場御嶽。御嶽の中には六つのイビ(神域)があり、琉球国王はこれら六カ所を参拝しながら、国家の繁栄・安寧、五穀豊穣、航海の安全などを神に祈願しました。琉球の文化遺産を感じる旅の一環として、また心の静けさを求める場所として、訪れる価値のある特別な場所です。
アクセス
斎場御嶽
〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅539
Nバス 最寄りのバス停
斎場御嶽入口(徒歩約10分)
[路線] A・B路線(平日・土日祝日)
琉球王国の創世神「アマミキヨ」が久高島から沖縄本島に最初に降り立った地と伝えられる拝所です。百名の浜川原に位置し、琉球石灰岩で作られた石碑があります。石碑は満潮時には海中に没し、干潮時に全貌を現します。石碑の下には香炉があり、干潮時のみ間近で拝むことができます。
アクセス
ヤハラヅカサ
〒901-1400 沖縄県南城市玉城百名
Nバス 最寄りのバス停
新原ビーチ(徒歩約11分)800m
[路線] A路線(平日・土日祝日)
百名ビーチにつながる浜川御嶽は、琉球王国の創世神「アマミキヨ」が近くのヤハラヅカサに降り立った後、この泉で旅の疲れを癒し、仮住まいをした地として伝えられています。木漏れ日と水のせせらぎに包まれた神秘的な空間です。
アクセス
浜川御嶽
〒901-0603 沖縄県南城市玉城百名
Nバス 最寄りのバス停
新原ビーチ(徒歩約12分)900m
[路線] A路線(平日・土日祝日)
垣花樋川は、1985年に名水百選に選ばれました。名水百選に選定されている名水の中で、最南端に位置する水源です。水源からはコンクリートの水路が引かれており、その水路の右側から出る水を「男川(イキガ)」、左側から出る水を「女川(イナグ)」と呼びます。
アクセス
垣花樋川
〒901-0601 沖縄県南城市玉城垣花182
Nバス 最寄りのバス停
仲村渠(徒歩約9分)600m
[路線] A路線(平日・土日祝日)
標高180メートルの高台にある玉城城跡は、琉球王国の創世神「アマミキヨ」が築いたとされ、琉球最古の古城跡といわれています。1年の中で最も昼間が長い「夏至」の日の前後には、城門から日の出の光が差し込む幻想的な光景を見ることができます。
アクセス
玉城城跡
〒901-0604 沖縄県南城市玉城門原444
Nバス 最寄りのバス停
仲村渠(徒歩約19分)1.3km
[路線] A路線(平日・土日祝日)
玉城グスクの西の守りとして14世紀前半に築かれた糸数城跡は、本島南部で最大規模を誇る城跡です。壮大な城壁が続き、昭和47年(1972年)に国の史跡に指定されました。慶良間列島まで見渡せる高台に位置し、中世をしのばせる壮大な城壁が広がっています。
アクセス
糸数城跡
〒901-0606 沖縄県南城市玉城糸数133
Nバス 最寄りのバス停
糸数(徒歩約10分)600m
[路線] C路線(平日・土日祝日)
知念知名崎の海岸に位置する聖地で、太陽神がここに降臨したと伝えられ、そのため「テダ(太陽)」の名がつけられました。昔、琉球国王が久高島に参拝に行く際、この場所で豊かに湧き出る水をいただき休息をとり、海上での無事を祈ったと言われています。
アクセス
テダ御川
〒901-1503 沖縄県南城市知念知名
Nバス 最寄りのバス停
板馬(徒歩約8分)450m
[路線] A・B路線(平日・土日祝日)