- TOP
- 学ぶ
大城按司の墓
ドーム状の石積み。地域を治めた有力者の墓。
大城按司・真武(しんぶ)は三山時代の人で、14世紀中期から末期ごろ大城城主であったが、麻姓家譜(ませいかふ)によると、島添大里按司(大里城主)との戦いで敗れ、稲福村の西で自害したという。亡骸は同地に葬られ、小石を丸く積み上げて塚としたという。その塚が現在の墓の原型と言われているが、いくたびか改築され、1892年に現在地に移築された。
この墓は琉球石灰岩の岩山をくり抜いて墓室をつくり、前面は切石積みとし、上部は以前の塚を模してドーム状の石積みとなっている。その形から俗に「ボウントゥ御墓」とも呼ばれており、沖縄の一般の墓とは異なる独特の形式を持つ墓として貴重である。
住所 | 沖縄県南城市大里大城 |
---|---|
MAPCODE | 232 586 628*05 |
アクセス | 那覇空港から車で約35分 |
PR